集中力を何倍にもアップさせる方法を考える
インドがすごいという話のTV(NHKの「インドの衝撃」)を見ました。今日の放送は、インドの頭脳立国戦略とIT戦略。みんなが、頭脳を磨いて、エンジニアを目指して勉強に励んでいるという話でした。今日の話は、インドがすごい、教育が進んでいるという話が主だったのですが、私が気になったのは、番組の中で、若い学生が「エリート大学に受かって、高収入の職について、国や家族や地域の人を豊かにしてあげたい」と夢を語るくだりです。
やっぱり、「自分のためにxxしたい」ということより、「家族のためにxxしてあげたい」「大切な人のために、xxしてあげたい」というモチベーションの方が強いと思います。その想いが切実であればあるほど、作業効率は飛躍的に高まる気がします。日本では、家族のつながり、地域のつながりが薄くなっていて、何かと他人のために何かしてあげたいという気持ちがなくなってきているのかもしれないと思います。
例えば「家族のために頑張ろう!」という気持ちがあれば、多少、自分にとって嫌なことでもやり通すことができます。当然IT戦略も大切ですが、その前に、みんながもっと家族や「人と人のつながり」を大切にするべきだと思ったのでした。
(ここずっと嫌な身内による殺人事件のニュースが連続で報道されていてとても憂鬱です。)
誰かのために何かしてあげたいという気持ち
私が、日本語プログラミング言語「ひまわり」を作った動機も、「自分の仕事ツールとして使いたい」と思っていたことに加えて、当時付き合っていた彼女(今の妻です)にも、なんとか使ってもらいたいと思ったところから始まっています。
「何か作ること」のモチベーションには、自分のために何かしたいという事に加えて、「人のために何かしてあげたい」「たくさんの人の役に立つ事をしたい」という熱い気持ちがないとダメなんじゃないかと思います。これから何か作ろうと思ったら、「使ってくれる人が喜んでくれる顔」や「こんなのが欲しかった」と笑顔で言ってもらえることをイメージすることが大切だと思います。
スポーツでも、試験勉強でも、イメージトレーニングが大切です。試験に臨む前には「合格証を手に持っている場面」「問題がスラスラ解けている場面」を想像して勉強すると、集中力を大いに高める事ができます。
それで、最近、プログラミングも同じではないかと考えています。プログラミングを始める前の数秒に、以下の数点を心に留めてから作業をしてみるのはどうでしょうか。
- プログラムが完成して正しく動いている画面をイメージ
- 完成した画面を見て自分が満悦の笑みを浮かべているイメージ
- 使ってくれる人が「面白い!」「便利だ!」と喜んでいるイメージ
きっと、いつもより楽しくプログラミングができると思います。
それから、イメトレって「妄想力」が問われると思います。以下に具体的にイメージを具体的に思い浮かべる事ができるか?これによってモチベーションがぜんぜん違ってくると思います。
今作ろうとしている、Web開発環境「葵」は、携帯電話でも動く日本語プログラミング言語になる予定です。そうなれば、女子高生が電車の中で葵アプリを楽しく遊んでいる場面、友達同士で自分で作ったアプリを見せ合っている場面など、より具体的な場面を思い浮かべると効果的だろうと考えて実践しています。
生産能力を高めるため、楽しく開発を行うために「妄想」の実践をおすすめしたいと思います。